
1 設定前に理解する用語
Googleタグマネージャー(GTM)を使いこなす上で、まず初めに理解しなければならない⽤語があります。それが、「タグ」「トリガー」「変数」の3つです。はじめにこの3つの⽤語を理解することで、この後の説明がより頭に⼊ってきやすくなるため、ぜひここで理解でるようにしましょう。
用語 | 説明 |
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タグ | Googleタグマネージャーで管理するタグです。アナリティクスの基本タグ、コンバージョンタグ、イベント計測タグ等全てのタグを指します。タグは、トリガーの設定によって配信されます。 |
トリガー | トリガーとはどんな条件の時にタグを配信するかを決める条件です。トリガーの条件は1つの条件だけの場合もあれば、複数の条件での設定も可能です。タグを配信する範囲を狭めて、より細かく管理したい場合などに使われます。 |
変数 | 変化する可能性がある値を指します。例えば、Webサイト内での購⼊⾦額はユーザーによって変わります。変数はトリガーの条件等で使⽤しますが、初めのうちは⾔葉だけ理解していれば問題ありません。 |
タグ | Googleタグマネージャーで管理するタグです。アナリティクスの基本タグ、コンバージョンタグ、イベント計測タグ等全てのタグを指します。タグは、トリガーの設定によって配信されます。 |
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トリガー | トリガーとはどんな条件の時にタグを配信するかを決める条件です。トリガーの条件は1つの条件だけの場合もあれば、複数の条件での設定も可能です。タグを配信する範囲を狭めて、より細かく管理したい場合などに使われます。 |
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タグ | 変化する可能性がある値を指します。例えば、Webサイト内での購⼊⾦額はユーザーによって変わります。変数はトリガーの条件等で使⽤しますが、初めのうちは⾔葉だけ理解していれば問題ありません。 |
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2 アカウントの作成
⽤語理解したら実際にGoogleタグマネージャーのアカウントを作成する必要があります。
アカウントの作成の詳しい⽅法はこちらのページに記載しているで、まずはリンク先のページの⼿順通りにアカウントを作成してみてください。また、リンク先のページでは、Googleタグマネージャーで「できること」「できないこと」や「Yahoo︕タグマネージャー」との違いについても説明しているので、それらも合わせて確認することで、よりGoogleタグマネージャーの理解がしやすくなると思います。
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たったこれだけ!Googleタグマネージャーを理解してアカウント作成まで完了させたい⽅へ
3 タグとトリガーの設定
ここからは、Googleタグマネージャーの管理画⾯からタグを作成する⽅法を説明します。
設定は⾃体は難しくないので、⼿順どおりに進めて下さい。
3-1.Googleアナリティクスタグ
①タグ
②新規
③作成するタグの名前を⼊⼒
④タグのタイプ選択して設定を開始
⑤Googleアナリティクスユニバーサルアナリティクス
⑥トラッキングタイプを選択
⑦このタグでオーバライド設定を有効にするにチェックしトラッキングIDを⼊⼒
※トラッキングIDはGoogleアナリティクスのIDを⼊⼒してください
⑧トリガーを選択してこのタグを配信
⑨All Pages
⑩保存
3-2.コンバージョンタグ
コンバージョンタグでは広告の結果を測定することができるタグです。
Googleアナリティクスの設定と同様に進み、タグのタイプ選択で下記項⽬を選択します。
①Google広告のコンバージョントラッキング
次にそれぞれの値を⼊⼒します。これは既存のGoogleAdWordsのタグをコピペすれば設定できます。
②コンバージョンID(google_conversion_id = XXXXXXXXXX;)
③コンバージョンラベル(google_conversion_label = “YYYYYYYYYY”;)
④コンバージョン値(google_conversion_value = ○○○○○)
※コンバージョン値がない場合は0を⼊⼒してください
値の⼊⼒が完了したらトリガーの設定にうつります。コンバージョンタグのでは特定のページで配信することが多いため「4-1.特定のページへ配信する」を参考に設定してください。
3-3.イベント計測タグ
イベント計測タグは、ある⾏動に対する回数を計測することができるタグです。例えば、ユーザーが特定のリンクをクリックした場合などに使⽤します。
タグのタイプ選択でGoogleアナリティクスを選択するところまでは、アナリティクスの設定と同じです。
①トラッキングタイプでイベント
イベントトラッキングパラメータた表⽰されるので⼊⼒します。カテゴリとアクション項⽬は必須になっています。
②カテゴリを⼊⼒
③アクションを⼊⼒
※カテゴリ、アクション、ラベルは⼤項⽬、中項⽬、⼩項⽬と認識して問題ありません
④このタグでオーバライド設定を有効にするにチェックしトラッキングIDを⼊⼒
※トラッキングIDはGoogleアナリティクスのIDを⼊⼒してください
イベントタグの計測で設定するトリガーは、「4-2.リンクがクリックされた時に配信する」を参考に設定してください。
4 トリガーの作成方法
設定したタグをどんな時に配信するのか、その条件を設定するのがトリガーです。ここでは、⽬的に合わせたトリガーの作成について説明します。
4-1.特定のページに配信する
コンバージョンタグのような特定のページに配信するトリガーの作成⽅法を説明します。
①トリガー
②新規
③トリガーの名前を⼊⼒
④トリガーのタイプを選択して設定を開始
⑤ページビューを選択
⑥⼀部のページビュー
⑦「Pagepath」「等しい」を選択し、⽬的のページのパスを⼊⼒
4-2.リンクがクリックされた時に配信する
ここでは、HTML等を記載せずリンクのクリックを測定することができるタグを作成します。まずはじめに、リンクに関する変数を有効にする設定を⾏います。
変数を有効にする
①変数
②設定
③クリック内にある全ての変数をチェック
※ディフォルトでは全てチェックが⼊っていません
名称 | 内容 |
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Click Element | リンク全⽂ |
Click Classes | リンクのaタグが適⽤されているCSSのclass |
Click ID | リンクのaタグが適⽤されているid |
Click Target | リンクのaタグに記述されているtarget属性 |
Click URL | リンク先URL |
Click Text | リンクに含まれているアンカーテキスト全⽂ |
Click Element | リンク全⽂ |
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Click Classes | リンクのaタグが適⽤されているCSSのclass |
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Click ID | リンクのaタグが適⽤されているid |
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Click Target | リンクのaタグに記述されているtarget属性 |
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Click URL | リンク先URL |
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Click Text | リンクに含まれているアンカーテキスト全⽂ |
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トリガーを作成する
①作成するトリガーの名前を⼊⼒
②トリガーのタイプを選択して設定を開始
③リンク内のリンクのみを選択
④タグの配信を待つにチェック
※数値はデフォルト値のままで問題ありません
⑤妥当性をチェックにチェックし、「PageURL」「正規表現に⼀致」「.*」を⼊⼒します
⑥⼀部のリンククリックを選択
⑦「ClickURL」「含む」「リンク先URLのドメインを記載」
⑧保存
先ほど作成したタグに、ここで作成したトリガーを設定します。
・コンバージョンタグには、特定のページへ配信するトリガー
・イベント計測タグには、リンクがクリックされたときに配信するトリガー
5 まとめ
今回はGoogleアナリティクスのタグの登録とトリガーの作成⽅法を説明しました。慣れないうちは設定にてこずることもありますが、今回ここで解説した通りに⼿を動かせば誰でも迷うことなく設定することができます。使いこなすまでは扱いにくいツールですが、⼀度使いこなせるようになるとその恩恵は⼤きなものとなります。ぜひ、この機会に少しづつ使い⽅を覚えてみてください。
PS.
こちらのページでは、Googleアナリティクスの使い⽅も解説しています。
ぜひ合わせてご確認ください。
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【Googleアナリティクス】苦⼿意識のある初⼼者が、初めに押さえるべきポイント