
直帰率と離脱率。2つの違いを理解していますか︖
この2つは、あなたのサイトとユーザーの相性を測ることできます。
そして、計測結果を元にサイトを改善することで、ユーザーに求められるWebサイトを作り上げることが可能になります。
1 直帰率とは
全てのセッションで特定の1ページしか閲覧されなかった割合のことを⾔います。
例えば、⾃然検索からのセッション数(閲覧数)が100あるとします。100のうち90が、最初のページAだけしか閲覧しなかった場合。
直帰率は..
90 ÷ 100 × 100(%) = 90%になります。
つまり、90が他のページを⾒ずに、閲覧をやめたことになります。
100のうち10だけが興味を持ってくれて、他に遷移したという意味です。
ここから分るのは、最初のページAと流⼊してきたユーザーとの相性が悪いことです。相性がよければ、あなたのサイト内での回遊率が上がり直帰率は下がります。
2 離脱率とは
特定のページでサイト閲覧を終えたページビュー数の占める割合のことを⾔います。
例えば、ページAからページBに遷移したページビュー数が100あるとします。100のうちページBでサイトの閲覧を終えたセッションが80の場合。
離脱率は…
80 ÷ 100 × 100(%) = 80%になります。
つまり80%がページBでサイトの閲覧を終えたことになります。
離脱率を確認する上で押さえるポイントは、コンバージョンして欲しいページかどうかです。
例えばECサイトの場合、商品を購⼊した後に表⽰される画⾯で、離脱率が⾼ければ全く問題ありません。しかし、商品説明やカートで離脱していれば改善の必要があります。
3 直帰率と離脱率の確認⽅法
直帰率と離脱率の違いは理解できたでしょうか。
ここからは、あなたのサイトでそれぞれの数値を確認する⽅法について説明します。
①⾏動
②サイトコンテンツ
③すべてのページ
④直帰率/離脱率
直帰率:全てのセッションで特定の1ページしか閲覧されなかった割合
離脱率:特定のページでサイト閲覧を終えたページビュー数の占める割合
3-1.どのページのURL確認する⽅法
通常、直帰率と離脱率を表⽰するとURLが表⽰されています。
しかし、それではどのURLがどのページなのかわかりにくい場合もあります。
その場合、下記の⽅法でどのURLがどのページか確認することができます。知っておくと便利なため、ぜひ活⽤ください。
①ぺージタイトル
②サイトのページタイトルが表⽰されます
※表⽰されるのはブラウザのタブに表⽰されるページタイトルになります
4 改善すべきページの⾒つけ⽅
直帰率と離脱率を確認すれば、サイトとユーザーの相性がわかります。
ここまでは数値の確認⽅法を説明しましたが、ここからは具体的にどのページに問題があるのか。改善すべきページがあるのかを確認する⽅法を説明します。
4-1.設計通りにユーザーは遷移しているか︖
設計した通りにユーザーが各ページを遷移しているか確認する⽅法を説明します。
もし、ユーザーが想定外の遷移をしていれば、導線を改善することでユーザーにとって⾒やすいサイトになり、結果的にコンバージョンを上げることができます。
①⾏動
②サイトコンテンツ
③すべてのページ
④ナビゲーションサマリー
⑤確認したいページを選択(選択したURLの前後の遷移を確認できます)
⑥選択したURLの前に閲覧したページの割合が表⽰されます
⑦選択したURLの後に閲覧したページの割合が表⽰されます
4-2.直帰率の⾼いページを確認する
ユーザーが始めに閲覧したページ(ランディングページ)の直帰率を確認する⽅法を説明します。
閲覧したページごとの直帰率を確認し改善することで、Webサイト全体の直帰率を下げることができます。
①⾏動
②サイトコンテンツ
③ランディングページ
④Webサイト全体の直帰率
⑤ページ毎の直帰率
4-3.ユーザーが離脱したページを確認する
Webサイトを訪問したユーザーがどこで離脱したかを確認します。
サイトを訪問したユーザーは必ず離脱します。ここで押さえるべきポイントは、前述した通りコンバージョンページで離脱しているかです。
コンバージョンページより前で離脱している場合は、離脱しているページを改善することで、今よりコンバージョンを向上させることが可能です。
①⾏動
②サイトコンテンツ
③離脱ページ
④「exit」は離脱したページ
⑤「離脱率」は各ページの離脱率
5 まとめ
直帰率と離脱率の違い、そして改善すべきページの⾒つけ⽅について理解できたでしょうか。
直帰率と離脱率は、あなたのWebサイトとユーザーとの相性を測るための物差しとなります。定期的に確認し改善することで、お互いの距離を縮め信頼関係を築くことも可能になります。
そのためには…
①現状の直帰率と離脱率を確認する
②問題を⾒つける
③問題を改善する
④直帰率と離脱率を確認する
⑤①〜④を繰り返す
ここでのポイントはPDCAを繰り返すことです。
1度確認し対応したから、改善されるものではありません。定期的に繰り返しよりよいWebサイトを作ることが⼤切です。ぜひ、ユーザーとの相性を⾼めてよりよいWebサイトを構築してください。
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