【Googleアナリティクス】苦手意識のある初心者が、初めに押さえるべきポイント

1 Googleアナリティクスとは


Googleアナリティクス(以降、アナリティクス)とは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。
無料で導入することができるので、多くの企業がアナリティクスを導入しています。
では、アナリティクスを導入することで、どんなメリットがあるのか?

例えば…

・どこからWebサイトに来たのかがわかる

→流入元を分析することで集客を最適化できる

・Webサイトに来たユーザーの行動を把握することができる

→どこを改善すれば売上が上がるかわかる

・期間を絞って売上やアクセス数を確認できる

→過去の傾向から今後の対策を立てることができる

いかがでしょうか。

これだけでもアナリティクスを導入することが、自社にどれだけのメリットがあるのかを感じられたのではないでしょうか。
ここでは、「アナリティクスの運用を任されたけれど、何をすればいいかわかならい!」という、アナリティクス初心者が初めに押さえておくべきポイントを説明しています。
ぜひ、参考にして下さい。

2 Googleアナリティクスでできること


アナリティクスでできることは、大きく分けると4つあります。
それぞれのデータ個別に確認したり、掛け合わせたりすることで、初心者でもどこに問題があり、何を改善すれば利益につながるかを見つけ出すことができます。

ユーザーの特性を調べること

訪問した、ユーザーの年齢や性別。どの地域からのアクセスしたかなど。

Webサイトへの経路を調べること

どんなキーワード検索したか、どんなWebサイトへ訪問したかなど。

Webサイト内の行動を調べること

どのページに最初きて、どこにどれくらい滞在したか、どこで離脱したかなど。

Webサイトの目標の達成状況を調べること

コンバージョンが何件あったか、コンバージョンするまでにどのページを見たか、コンバージョンするまでに何回訪問したかなど。

3 Googleアナリティクスでできないこと

アナリティクスでできないことは、

・訪問したユーザーの個人情報の確認
・自社のWebサイト以外にどんなWebサイトを見ていたか
・何を詳しく見ていたか
・ユーザーがどんな心理で来たか

などの分析はアナリティクスでもできません。
ただし、これらはアナリティクスでできないことであり、他のツールを活用すればでるようになる内容もあります。

とは言え、あなたがアナリティクス初心者なら、これらは優先すべき内容ではないです。
まずは、何ができて何ができないのかを把握することの方が重要です。
そのため、初心者の方は、ポイントを押さえて効率的に分析を行いましょう。

4 初心者が初めに覚えるべき用語

初心者がアナリティクスを使うためには、それぞれの用語を理解する必要があります。
ここでは、初心者がまず初めに覚えるべき用語をご紹介します。
一度に覚えるのは難しいので、実際に手を動かしながら用語を確認し覚えることをおすすめします。

用語説明
ユーザー訪問したユーザーの人数(複数の訪問は含まない)
セッション訪問した回数(複数の訪問も含む)
平均セッション時間Webページに滞在している平均時間
ページビュー数ページが表示された回数
直帰率最初に訪問した1ページしか見ず離脱した割合
新規ユーザー初めて訪問した人数
ページ/セッション1人当りの平均ページ閲覧数 [ページビュー数 ÷ セッション]
ユーザーあたりのセッション数1人当たりの平均訪問数 [セッション ÷ ユーザー ]

5 初心者が初めに見るべき項目

アナリティクスで初心者が始めに見る項目を説明します。
どの項目も、アナリティクスを使いこなすうえではとても大切な項目なので、初心者であってもぜひ覚えてください。

5-1. ページが表示された回数を調べる

オーディエンス
概要
ページビュー数

5-2. Webサイトに訪問した回数を調べる

オーディエンス
概要
ユーザー

5-3. どのページがユーザーを集めているか調べる

行動
サイトコンテンツ
すべてのページ
ページ別訪問数

5-4. どのページでユーザーが帰ったか調べる

行動
サイトコンテンツ
すべてのページ
直帰率 / 離脱率

直帰率 :最初に訪問した1ページしか見ず離脱した割合
離脱率 :特定のページで観覧を終えたセッションの割合

5-5. Webサイトを訪れたユーザーの経路を調べる

自社のWebサイトに、どういう経路で訪問しているのか初心者でも簡単に確認する方法を説明します。
アナリティクスでは、訪問経路を分類する「チャネル」という項目があります。
アナリティクス初心者はまず、各チャネル名の意味を理解するようにしましょう。

 

チャネル名説明
Organic SearchGoogleやYahooなどの検索結果から
SocialFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアから
Referral「Organic Search」や「Social」以外で、ニュースやブログなどから
Directブックマークや、URLの直接入力から
Paid Searchリスティング広告から
Affiliatesアナリティクスから
Displayバナー広告(ディスプレイ広告)から
Emailメールから

訪問経路を確認する方法

集客
すべてのトラック
チャネル
Default Channel Grouping

※各チャネルをクリックすると詳細を確認することができます

6 まとめ

アナリティクスは、初心者が使うにはとっつきにくくハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、実際に手を動かし使い方を覚えると、とても便利でWebサイトを分析するにはとても心強い味方になります。
ここで紹介した機能はほんの一部なので、ぜひご自身でもいろいろと調べながら自社のWebサイト分析に役立ててください。
また、アナリティクスの勉強を始めると、初心者の方にありがちなのが使いこなすことを目的にしてしまうことです。
しかし、本来は分析を行い、その結果から集客を増やしたり、売上につなげることが目的です。
アナリティクスは、あくまでもそのためのツールだということをあなたは忘れないでください。

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